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2019年07月22日(月)

妙見信仰と久慈川流域

・妙見信仰とは
妙見信仰とは北極星または北斗七星を神格化した、尊星王、北辰菩薩、北辰尊星妙見菩薩に対する信仰を指します。
北極星は方向を指し示すことから、紀元前数千年前よりアッシリアやバビロニア、中央アジアの人たちを中心に盛んに信仰されていたといわれ、古代中国においても、北辰信仰は紀元前二千数百年前の「史記」にはすでに記録されており、七夕祭りのルーツである牽牛織女けんぎゅうしょくじょ伝説は、牧畜に携わる漢人たちの星辰信仰から渡来したといわれています。
わが国の妙見信仰は複雑多岐にわたり、さまざまな信仰形態を持っていますが、特に密教の流れをくむ仏教や、山岳信仰との繋がりが深いといわれています。妙見信仰で有名なのは千葉氏の月星、九曜、七曜家紋である。久慈川流域に多く見られる。小島の高畑、鴨志田、武石、粟原の宇野、留の高畑、額田の根本、宮崎、高畑、千葉、鴻巣の高畑とある。茨城郷土研究会の田口誠二氏は郷土誌60号で千葉氏の妙見信仰をとりあげ解説している。