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2016年05月04日(水)

秋田のかまくらの意味

佐竹氏は1602年に秋田移封となった。この頃まで常陸の国では領民はわーほいという行事をしていた。鳥追いとかどんど焼きとかうわれた、正月のしめ飾り等を燃やしたと同時に鳥追い行事でもあった。ワーホイ、ワーホイ、今日はどこの鳥追いだ、
 鎌倉様鳥追いだ、ワーホイ、ワーホイ、
 いのしし、かのしし、かのめに追われれ、ワーホイ、ワーホイ」というはやし言葉であるが私の幼少の記憶では「わーほいだ。わーほいだ。今日はどこのわーほいだ。鎌倉様のわーほいだ。」と体にしみこんでいる。音律もである。
1602年に移封した佐竹領民は旧正月のわーほいをしようにも雪が降ってできなかった。雪の祠をつくってわーほいをしたのではなかろうか。鎌倉様のわーほいは雪のなかで『かまくら』になったのではなかろうか。なぜならかまくらの行事の起源が江戸の初期といわれているからである。これはあくまで小田部説であるが。写真は常陸太田の鳥追いわーほい行事であるが雪をかぶせたらまさしくかまくらである。